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「モカ」とは? アラビア半島南西部にある紅海に面したイエメン共和国の町の名だそうです。 さて、ちょっとお勉強。 コーヒーには3原種というのがありまして、その内のアラビカ種というのが 普段皆さんが普通に飲んでいるコーヒーの品種です。 他の品種のモノはインスタントや缶コーヒーに使われるそうです。 で、そのアラビカ種の発祥地はエチオピアの高原地方でして、 それをアラビア(今のイエメンのある辺りの地域)で栽培し、 アラビア商人達が世界(ヨーロッパ)に広めたといいます。 アラビア地方で栽培されたコーヒーはアラビア半島南西部の モカ港からヨーロッパに向けて輸出され、その港名にちなんで 「モカコーヒー」と呼ばれたそうです。 同時に、発祥地である今のエチオピア辺りで産出されたコーヒーも モカ港経由でヨーロッパへ輸出されていて、品質も似ていたこともあり、 こちらも同じく「モカコーヒー」と呼ばれていたそうです。 ま、モカ港から積み出されたコーヒーのブランドネームみたいなもんです。 と言うわけでして、積み出し港の名なんですね。 なぜ最初に「港の名」と言わなかったのか?ちゃんとオチがございまして、 モカ港は1800年代の中頃に土砂の堆積で港としての機能を失い閉鎖され、 「モカコーヒー」の積み出しは別の港に移されたんだそうです。 モカの町は今ではりっぱな観光地となっているそうです。
by coffee_mamekichi
| 2008-08-21 17:49
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