|
僕が勝手に漢方薬屋みたいに感じたそのお店では、 普通に良質な豆が使われていました。 と、何か変な言い方になってしまいましたが、 「昨今ハヤリの超々高品質~」ではないということです。 多分マスターはそんな豆を見ても「で?」ってな感じだったのではないか? その店の焙煎技術がそりゃもうスゴくて!何だか訳分からない位スゴかった。 ブラジルを飲めば「その店のだけブラジルの味」がするし、 ブレンドも絶対に他にはない「その店だけのブレンド味」がして、 味も好きでしたが、その際立った個性的なあり方に感動してしまいました。 おかげで優れた焙煎技術というものが本当にあると経験できたのですが、 あまりの彼我の差に絶望にも近い程落胆してしまいましたわ。 ま、しばらくしたらそんな気持ちも落ち着いて、「努力していれば いつかはそのレベルに辿り着けるだろう」と希望を持てたのですが。 僕もまだまだなのですが、生豆の品質の高さを自慢しているだけの店を見ると ケッ、と思ってしまうのは多分そんな経験をしたからなのでしょうな。 さて、残念ながらそのお店はもうありません。 マスター様に感謝、そして御冥福をm(__)m
by coffee_mamekichi
| 2008-07-15 12:48
|
ファン申請 |
||